私がまだ若い頃、宗教団体に勧誘されかけた事があった。あの頃は若く暇を持て余していたのもあり、面白そうだと思いのこのこ付いていってしまったのだ。
ついた所で目にしたものは、世にも不思議な光景であった。建物に入ってすぐの所に広いロビーがあって、そこで一人の人を大勢で囲みながら、その人の話を聞いていたのだある。その横を通り過ぎる時に耳にしたのは、「あるお婆さんが教祖様に毎日欠かさずお祈りをしていたら、なんと目が見えるようになった」と言う話をしていたのです。
それを聞いていた信者たちが、おぉ〜〜〜〜と声を出したのであります。それを聞いてしまったわたしはあららららら本当かよ・・・・・。やばい所に来てしまったとその時悟ったのであります。暇だからといってのこのこと付いて行くものではありません。
その後、2階に連れていかれたわたしは、広い畳の部屋の前まで連れて行かれたのでした。その部屋に入る所に賽銭箱が置かれており、その部屋に入るのに賽銭箱にお布施として、1000円を出さなければ、その部屋には入れませんと言われたのであった。
せっ、千円。ただ部屋に入るだけで1000円、そして祭壇の前に行きそこで手を合わせてお祈りをするのである。そのお祈りをする時のも祭壇の前に置いてある賽銭箱にまたまた1000円を入れて下さいと言われた。このままだとトイレに入るのにも1000円払わなくてはいけない勢いである。
お祈りをした後に一旦、1階のロビーに降りてきたわたしを待っていたのは、軌跡の話を聞いて驚きながらうなずいている人たちだった。
わたしはここから逃げなければならないと思い、とっさにお腹が空いたので食べ物を買ってくると言い外に出ようとした。と、その時わたしに付いていた人に別の人が、「彼はどこに行くんですか」と聞いているのである。わたしに付いていた人が「お弁当を買ってくるそうです」と答えた瞬間に、「じゃ、一緒にいってあげてください」と、とんでもない言葉を口にしたのである。
それを聞いたわたしは自分の身がこのままだと危険にさらされると思い、玄関を出た瞬間にわたしの体の全ての力を振り絞り、猛ダッシュでそこから逃げ出したのでした。しばらくして自分の部屋に戻ったわたしは、部屋の明かりもつけず、緊張と恐怖に心臓が裂けてしまうほどの状況の中、部屋の中で怯えていたのでした。
しばらくしてわたしの部屋のドアをノックする音が聞こえたのです。わたしは音を立てないようにじ〜〜〜〜〜としておりました・・・・・・。
人間生きていると色んな事を体験するものです、でも暇だからと言ってのこのこ人に付いて行くものではありません。今だと本当にやばいことになってしまうかもしれない、気をつけて下さい。
わたしの馬鹿話に付き合ってくれてありがとうございました。
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